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立山カルデラ

2010.09.04 (Sat)

※今回は長文です。


先日夏休みをとって富山県立山市へ行ってきました。

いったのは今をときめく立山黒部アルペンルート!……ではなく、その下にひっそりと存在する立山カルデラです。
年に一度募集している体験学習イベントに応募しないと基本的に一般人は立ち入ることができないとのこと。
今回は特別に、職場のツテと、大学院の恩師の研究を結びつけるということで行かせていただきました。
皆様、ほんとうにありがとうございました!

そこは人知れない山の山の山の山の奥で、富山平野を土砂崩れから守る工事が行われています。

明治時代から続く、カルデラのがけをガシっと押さえている伝統の砂防堰堤(えんてい)、それが重要文化財にも指定された白岩砂防堰堤です。
moblog_c729ecfb.jpg

真ん中に見えている堰堤の落差は日本一、ここが崩れるとなし崩しに一気に土砂が常願寺川に流れこみ、巨石が下流を襲うといわれています。もちろん平野に出るまでにいくつもいくつも堰堤はありますが、ここが要となるところです。

この白岩堰堤の少し下ったところに、水谷平という場所があり、そこで工事現場の方々が寝泊りして暮らしています。物資は専用のトロッコ電車が運びます。
私が何よりも感動したのは、その物資を受け取る水谷平の人々の姿。頼んでいた魚が届いて「これで新鮮な魚が食べれるよ」「うちのぶんの米はどこだ?」「またよろしくねー」という飛び交う会話。ドラマの中で見た炭鉱現場の暮らしとそっくりな風景。それが目の前で繰り広げられているのがものすごいインパクトだったのでした。(普段自分がどれだけ狭い世界で暮らしているかがよくわかる

moblog_060e46ea.jpg

私が砂防に惹かれるのには、砂防は効果があればあるほど、その努力をしている人たちが知られないという必然的な奥ゆかさな気がします。ここへ登るにあたって、砂防の父・赤木正雄の伝記と、「天涯」という、立山砂防の人たちの回顧集を読んでいきましたが、現場はとにかく圧倒的でした。

明治、大正、昭和、平成と人知れず山の奥で、下流を守るために行われている砂防工事。年間500万人が登るアルペンルートの、弥陀ヶ原のすぐ下で、黒部ダムだけじゃない命がけの工事が百何年も続いていることをもっとたくさんの人が知っていてもいいんじゃないかなあと思わされました。

自分が世の中でいかにものを知らないか、思い知らされます。
まだまだいろんなところに行きたい。

ここで飲める天涯の水と、温泉天涯の湯がまたよいのです

今日の一曲 佐藤直紀/暁光をめざして
ローレライサントラより。どうしても土木工事をしている人が昔からとてもカッコよく見えてしまう(作業服最高!)ので、地味で目立たないと言われようと、彼らには最高にかっこいいこの曲を。 
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21:58  |  やまのぼり(&冬スノボ)  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
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