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メアリー&マックス

2013.03.03 (Sun)

クレイアニメというのをご存じでしょうか?
昔の作品でいえば、ピングーで有名のような、粘土の人形たちが動き回る世界のアニメーション。
オーストラリア出身のアダム・エリオット監督がアカデミー賞をとって、次に発表し、世界の国際映画賞で高い評価を得た作品、それがこの「メアリーとマックス」。

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(2011/11/02)
フィリップ・シーモア・ホフマン、トニ・コレット 他

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2011年に発表され、恥ずかしながら、知ったのは昨秋で、やっとレンタルやさんで借りてきました。
両親の愛に恵まれず、孤独に育った少女メアリーと、アスペルガー症候群である中年男マックスの、偶然始まった文通からの友情。実際にあった話だそうです。

観てみると……非常に観ててつらい作品でした。これはnot子供向け。大人向け。
これは完全に個人的な嗜好ですが、全体のキャラクターのデザイン造形がちょっときつかった。
外国アニメのほりの深いキャラ絵がもともと私、苦手でした(観る前に気付け・笑)
笑いをとるところも、母のアル中描写とか、シュールすぎました…。

内容は、すごい奥深いもので、じんわりしみじみきました。
アスペルガーと診断されたマックスの行動の特徴。(以下ネタばれなので追記です)

More・・・

「人の表情を読み取ることができない」「顔では笑っていないけど、脳では笑っている」
「泣くことができない」「好意を寄せられてもわからない」
何より、論理的な説明がつくものは得意だけど、合理的に説明ができない愛についてはどうしてもわからない。
メアリーに「どうしたら愛されるか教えて」と問われたマックスは、混乱と不安を覚え、精神入院してしまうのです。

人の表情が読み取れないので、表情メモを持っていて、相手の顔に照らし合わせ、今は怒っている、笑っている、こういうときはこうしなければならない、と模倣します。
どうして自分がおかしいと言われるかわからない、相手がおかしいと思っている。
それは脳の一部が発達異常をきたしているからで、いつかは治るのかも知れないが、わからない。

それを知ってもマックスは、「治りたいとは思わない」と言います。「このままが、いい」と。

自分に自信を持てないメアリーは、そんな純真なマックスとのやりとりで自信を持ち、大学で心理学の研究で大成功、マックスを研究対象にした本を出します。印税も半分あげると手紙で伝えます。

それをきいたマックスは大激怒。でもそれをうまく表現することができません。
「苦痛、混乱、不安、唇をホッチキスで留められたかのような痛み」とタイプライターの部品を破壊してメアリーに送り付けます。

メアリーは大ショック。旦那も浮気していなくなってしまい(しかもゲイ)、精神安定剤を飲む日々。首を吊ろうとしたその時、マックスからの許しの手紙がきます。

マックスはたばこのポイ捨てが許せないように「正しいはず」のことが、日常軽々とやぶられていることが許せません。ポイ捨てをしたホームレスを見て、つい首を絞めてしまい、涙ながらに「ごめんなさい」と謝られます。
「ごめんなさい」と言われて、その顔を見て初めて、マックスの心に「許す」という感情が理解されます。
メアリーの「ごめんなさい」をそこではじめてマックスは理解するのです。

1年後、子供を連れてついにオーストラリアからニューヨークのマックスに会いにいったメアリーがマックスの部屋で見たものは…。


わかってたけど、もうちょっと心の準備してから観れば良かったです。
感動したけど、共感しすぎる自分には、わかりすぎてつらかったところも
理解することと、受け入れることは、決してイコールではないんだな、と感じさせられました。

自分がどうして周りと違うのか、論理的に説明できる安心さはやっぱり大きい。
自分のこころがわからないほど、つらいことはないです。
「まず自分を愛すること」、は発達の本を読んでいて、最近目にしすぎるテーマで。
ここでもやっぱり出てきたか、と思いました。
「欠点は選べない。欠点ごと自分を受け入れて愛すこと」深いなあ。
これができたら、相手についても、「相手の欠点ごと受け入れて愛すこと」ができるようになるのです
マックスの言う、「君も僕も不完全だ。完全な人間なんていない」で、ちょっとうるっときた。

私がいちばんほっとしたのは、メアリーが首を吊ろうとしたときに流れた、「ケ・セラ・セラ」です。
「未来なんてわからない。なるようにしかならない」これ大好き

ラストは悲しいけど、じーんとくる結末です。
表現できなくても、愛情は、友情は確かにそこにある。

今日の一曲 ケ・セラ・セラ
こころが軽くなる魔法の呪文です。
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20:00  |  映画  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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